2013年03月22日

罪悪感は心を枯らす

罪悪感は心を枯らす病である。

と、誰かが言っていた。僕もそう思う。

とりわけ罪悪感が強そうな方に、
レッスンのお休み、挫折、リズムの乱れ
コードチェンジの遅れ、弾き歌いへの苦手意識

が多いことに気が付いた。

罪悪感というものへの考察とその影響について
楽しく音楽の練習をやるための方法論を駄文ですがまとめました。

つらい練習という概念から自分の解放し

本来持っている能力を十分に使える状態で音楽が出来るための助けになれば幸いです。



最近の研究では罪悪感が強い人ほど心が折れやすいという結果が出ている。

ひとつの失敗やつまづきから立ち直れなくなってしまうのだ。

〜しなければ、〜でなければならない

という心の中の声はあなたをそこへ導かない。

ただ暗く沈んだよろこびのない世界へと案内される。


失敗した自分を赦せる人は幸いである。

彼は天への道を歩いているのではない。
その心でいる場所が天なのだ。



飲めば飲むほどに渇くもの、それが自己批判

自己批判を支えている罪悪感

罪悪感の背後にあるのは恐怖心


あなたの失敗が恐怖に変わったのはいつでしょう?

誰かがあなたを責めました、

あなたのせいでこうなった

あなたのせいでこんな結果になった

あなたの失敗のせいで

あなたの選択のせいで

親に、兄弟に、友達に、恋人に、先輩に、先生に、上司に

そして彼らの考えを受け入れることを強要されました。

さもなければ…という脅迫で


さもなければ仲間外れ

さもなければ食事抜き

さもなければ鉄拳

さもなければ…


次第に人に批判される前に自分で自分を批判することを覚えました。

その方が被害が少なく思えたからです。

反省している、悔いている自分を見ると、そういう人たちは満足そうでした。

それ以上は何も言ってこない、もしくは非常に軽い制裁で済んだのです。

こうして自己批判システムが構築されました。自己防衛のために。


他人の判定する失敗

そこから発生する制裁への恐怖=罪悪感

制裁から身を守るための自己批判

失敗をしない為の自己監視


これを一先ず罪悪感システムと呼ぶ事にします。

この罪悪感システムは時とともに増大していく運命にあります。

新しい人との出会い、新しい集団への所属が新しいルールを要求するからです。

次第にあなたの脳のメモリを圧迫していきます。常に気を付けていないといけないことが増えていくからです。


罪悪感システムが肥大しすぎてる方は

緊張し、身体が思うように動かず、反応が鈍く、周りの音が聞こえなくなります。

上手くできない自分に落胆し、練習が苦しい、人前で練習することが嫌(出来ない姿を見られたくない)

よいアイディアが浮かばない、創造力が働かない、


演奏中考えることやる事が多いと感じてらっしゃる方は要注意です。
音楽が守るべきルールでいっぱいの窮屈なものに感じていたら…。


罪悪感の悪影響は計り知れません。

私達は自己批判をする人間の方が成長すると思い込まされていますが(自己批判を増長させる人々によって)

心理学の実験では全く逆の結果出ています。

絶対にやってはだめだ

二度と同じ過ちは繰り返さない!!

と考えている人の方が同じことをくり返す率が高いとは不思議なものです。


我々は往々にして合理的な理論は正しいと思いがちです。

この場合でしたら、自分の行動を深く悔いている人間の方が同じ過ちを繰り返さないに決まっている、と


しかし優れた科学者は実験の結果にそぐわなければ理論が間違っていることを知っています。

もう我々は罪悪感が人間を罪から救ってくれるという妄想にとらわれた心を解放しましょう。


少なくとも音楽の世界では!!

失敗したからといって誰が死ぬわけでもない

聞きたくなかったら自らの足で遠くに行けばいいわけで

それを理由にあなたが罰を甘んじて受ける理由など何もないのです。

その失敗をことさらに取り上げてあなたの価値を貶めるようなことを言う人は自分が囚われていることに気付いてないだけなのです。
発狂せんばかりに攻撃してくる人もいますが…ほおっておきましょう。


音楽は理想の世界だと思っています。

まだこの世に実現していない理想の世界を奏でることだと

演奏する人の心の中で

演奏する者同士の間で

理想の世界を再現してよいと思っています

裁きでなく赦しを与えていきましょう

人にも自分にも


誰しも間違います

明日の自分(もしくは10年後の自分)は間違わないなんて嘘

自分のレベルが上がれば間違いのレベルも上がるもの

間違いは影のようなもの 永遠に逃げられはしない

ならば自分の間違いに対する観念を変えましょう


特に新しい曲、新しい技術に挑戦する時は全てを上手くやろうとしない事です。

今できる範囲、今できる速さ、でやりましょう

そして自分を責めずに

掻けば掻くほど痒くなる自己批判

気付いたら一度やめて

気付けた自分にご褒美をあげて下さい☆

無意識でやっているので先ずは気付くところから始まります。


自己批判の裏にある罪悪感まで気付けたらより良いですね。

あなたはどんな理屈で自分を責めますか?

自分の行為(過去)を理由に自分の価値を決めてませんか?

他の人が同じことをしたらどんな言葉をかけますか?


また自己批判のない罪悪感もあります

例えば、

練習をしない事

レッスンを欠席すること

など、心の中で何かしらの言い訳を呟いている時

あなたは誰に対して何のために言い訳をしているのか気付いてください


あなたはどういう場合に罪悪感を感じますか?

音楽が下手な事は罪ですか?

罪とは何ですか?

人をバカにする人に尋ねます、
正直なところあなたがバカにする人々と同じ失敗をすることに恐怖を感じていませんか?
もしあなたが同じ類の失敗をしたのなら
どんなに心の中で言い訳をしてみたところであなたはあなたを批判し侮辱しているのです。

それを恐れてあなたは時に大胆な行動がとれなくなったり妙に憶病になったりします。

元はあなたの失敗を嗤った人達を肯定した自分にあります。
今もその時の自分を嗤っている、自分を辱めた人達に交じって今も自分を辱めているのです。

もうやめましょう。
イメージの中で泣いている過去の自分を助け出し慰めてあげれば癒しのプロセスが始まります。

その後現実で過去を想起させる場面に出くわすので新しい自分に相応しい選択をします。

その後はこだまのように同じような出来事が起こりますが規模は小さくなっていきやがて消えます。


どんな心の傷もきっかけは過去にありますがそれを維持しているのは現在です。

現在に全ての力は集約されています。
今の自分の存在、すなわち在り方を変えることで
行動が変わり
状況が変わります

よく人は逆に考えています。

例えば

時間が出来たら(状況が変わったら)
ギターを練習し(行動が変わり)
上手くなる(存在が変わる)

と妄想します。

が現実は、

時間が出来たら
余計にTVを観て(漫画を読んで、ゲームをやって、昼寝をして)
上達はしない

現実はこっちですよね?何億人もの人が同じ実験をして同じ結果が出ていると思います。


存在から始めましょう。
変えるというよりは思い出すといった方が近いです。

あなたは何者なのか思い出してください。

音楽が大好きな自分
ギターを触っているだけで嬉しい自分
ひとつの音の中に、楽器の響きの中に宇宙を感じる自分

そんな自分は今でもあなたの中にいるはず

それが思い出せたらもう苦痛に満ちた練習など存在しません

仕事から帰ってきて疲れ果てているけど明日レッスンがあるから練習しよう、ではなく

疲れてるからギターを弾いてリフレッシュしよう、になってしまいます。

ただし自分を偽って楽しくなることはできません。
どんなにギターが好きだと言い聞かせてみたところで存在が変わらなければ何も変化しません。

これが先ほど変えるというより思い出すに近いと言った理由です。

どんなに思い出そうとしても思い出せない名前とか単語とかありますよね?

思い出してみるとなんで思い出せなかった分からなくなってしまう。

それと同じ感覚です。

思い出せない時はしょうがない、練習はまた明日かな(笑)

でも、繰り返し思い出しているとよく使う言葉と一緒で忘れなくなります。

ギターを初めて手にした感覚、レッスンを始めたときの気持ち、音が出た時の喜び

何度も思い出しましょう。それは音楽の神様がくれたプレゼントです。

それさえあればいつでも音楽は楽しく、時にあなたを興奮させ、時に癒し、あなたの人生の最高のパートナーになってくれます。


そうは言っても思い出せない時どうするか、

その場合やらなくてよいのですが、思い出してみたいという方もいるでしょうしいくつかテクニックをご紹介します。


多少苦痛を伴いますが、存在ではなく行動の方にアプローチします。

◇10分間練習

10分練習して楽しくならなかったら止める。

それだけ、

意外と触りだすと楽しさを思い出してしまうことが多いです。

10分やってつまらなかったらやめると言う事で我々の怠惰な脳もしぶしぶ納得してくれます。

単純だけど効果的です。

◇瞑想
やらないと腕がおちる、演奏会が近い!などプレッシャーを感じている時は楽しかった時のことなど微塵も思い出せないものです。
そんな時オススメなのは瞑想です。

椅子に座って背筋を伸ばし、眼を閉じ呼吸をゆっくりにしていきます。

先ず限界まではきましょう。

そのあと6秒かけて吸い

高く投げたボールが放物線を描くように滑らかに吐息に転じ6秒吐きます。

しばらく続けましょう。

色々な考えが浮かんでくるかもしれません。
こんな事してないで早くやらないと!!とか

あなたの関心を惹くものが浮かんできます。

浮かんでくるものは仕方がないので眺めます。

空に浮かぶ雲を見る気持ちで眺めます。

この時浮かんできた考えと議論している自分に気付いたら
始めの呼吸の秒数に意識を戻してください。

浮かんでくる考えを空に浮かぶ雲のように見つめられたらやがて雲は消えてゆき

気持ち良さだけが残ります。

またイライラしていたり不安な事があって感情が波打っている時は海をイメージします。

あなたの心のざわつきを海面を荒れ狂う波に投影します。

あなたの感情に合わせて激しく波打ちます。

今度は波を注視したまま徐々に高度を上げていきましょう。

飛行機から見える海は静かです。
どんなに荒れていてもさざ波にすら見えません。

あなたの心は大洋です。

どんなに波が荒れていても変わりません。

そう見えるころにはかすかに見える海面の波の模様を楽しめるほどに落ち着いています。

この状態に至ったら考えましょう。
ギターを弾くか、このまま休むか
10分練習してみるか

あるいは新たな選択肢が閃くかもしれません。

どの選択をしても瞑想後は驚くほど効果があります。

練習の集中力は増し
睡眠の質は高まります

本当は開始時に5分瞑想してからレッスン始めたいくらいです。



罪悪感は心を枯らす病です。

やってはいけない事に怯えながら音楽をやりますか?

音楽が好きな自分を思い出しながら明るい道を進んでいきませんか?


上達を志す皆様の心が少しでも軽くなる助けになれば幸いです。





















ラベル:ヒーリング
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posted by トモ at 13:32| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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