2010年07月29日

メロディに「。」を付ける。

即興演奏は自由に弾いてかまわないのですが、ある程度の長さで区切りを付けて弾くと音楽的に面白くなります。

人間はどこで終わるか分からないものを注意し続けて聞くことは出来ないものです。

即興で弾くメロディに句読点「、」や「。」を加えてみようということをやります。

必要なもの
 ペンタトニックスケール
 ある程度自由に弾けるテクニック


●「。」を覚えよう。

とりあえず、Aブルースを題材にします。
Aブルース改.JPG


Amペンタ2.jpg

まず二重丸で記してあるラの音を意識しましょう。

これが文章を完結させる「。」だと思ってください。

フレーズをこの音で終わらせてその終止感を味わってください。




他の音で止めるよりも区切りがよいと思いませんか?
なぜA(ラ)が終わりの音になるのかというと、曲のキーがAだからです。
キーがCならC(ド)、DならD(レ)が終止感の一番強い音になります。


もう少し細かく見ていきましょう。

Aブルースには三つのコードがあります。

A7,D7,E7

です。
曲全体のキーはAですが、内部には異なる三つのエリアがあるということです。

ラが終止感を持つのはA7の小節です。

D7の小節はD(レ)
E7の小節はE(ミ)

が終止感を持ちます。
ただしD7、E7はコード自体がこのキーの終わりのコードではないのでA7の小節のラほど終わった感はでません。

どんな時もコードのルート音(一度)でフレーズを締めくくると終止感があります。つまり「。」です。


●「、」をマスターしよう。

次に「、」を演出してみましょう。

これはルート以外の構成音で終えることです。

A7=ラ(ルート)・ド♯・ミ・ソ
D7=レ(ルート)・ファ♯・ラ・ド
E7=ミ(ルート)・ソ♯・レ

ルート以外の構成音で止めると、区切りは付くのだけど先が気になるような感じになります。これが「、」ということにしましょう。
赤で書いた音はペンタトニックスケール外の音です。コードの構成音なので使うことが出来ますが、D7のときにド♯を弾いてしまったりしないように気を付けてください。(ド♯はD7の構成音ではないのでドのナチュラルにしなければならない)
ペンタしか習得してない人は、複雑になるので今のところ気にしないでください。

さて実際に伴奏と合わせて試してみてください。


●アボイッドノートについて

最後に、終われない音について説明します。
Amペンタトニックの音でもコードによってアボイッドノートすなわち調和しない音というものがあります。
アボイッドノートは不安定な響きを作り出してしまうので「、」や「。」として使えません。
その音でフレーズを終えるとほとんどの場合良くないサウンドになります。

アボイッドノート

A7のとき レ
D7のとき ソ
E7のとき ラ

どんなサウンドになるかわざとその音で終えてみましょう。

意外と大丈夫ですか?終わったのか終わってないのか、なんだか良く分からない感じになりませんか?

アボイッドノートは使ってはいけないわけではありません。むしろ緊張感があるので大いに使って構わないのですがその音で終わるわけにはいかないということです。

アボイッドノートについてはいずれ詳しく説明したいと思います。



ラベル:即興演奏
posted by トモ at 00:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 即興演奏講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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